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2010.06.14 Monday cm0
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■世の中の仕組み
4月に現場調査に行って以来ずっとやってた案件が、このまえようやく図面納品されたそうで。
営業担当からそう連絡を受けたので、一緒に仕事を進めてる設計事務所にその旨の報告とあいさつのメールを入れたのでした。 そしたらメールを確認した先方が電話をかけてきました。 開口一番、「元気ですか?」と言われました。 もちろん、元気なさそうですが大丈夫ですかという文字通りの意味ではなく、こちらから図面提出して以来久しぶりの連絡だったので、ユーモアのあいさつとして笑いながらね。 仕事モードでなく、笑いながら電話で話せる感じ。 なんかそれが心地よかったんですよね。 仕事中はまじ意味わかんねーこと言いやがってアホか!とかも思ってたけど、会社と会社でなく人と人で仕事をして、一つのものを作ってくおもしろさはここにあるなーと。 世の中、社会を形成してるものって、必ず誰かが作ったものなんです。 道路とか建物とか電話線の配線とか。 機械を使うにしても、必ず人間が作業して、世の中にあるものは作られていくのです。 建物を作るのにまず企画から始まります。お金の出どこがあります。これが施主です。 おれ作れないからこの金でこんな建物作ってくれよーていうのが施主。 ざっくりとね。ざっくりと説明していきます。 その企画を形にしていく必要があります。 それが図面をかく設計事務所です。 建物の図面をかくのが建築設計事務所。以下建築 建築は外箱をつくるだけで、照明とか空調とか中身の設備までは書けません。 なのでそのへんの図面をかくのが設備設計事務所。以下設備 設備はたとえば電気を何アンペア用意してとか、ここに配線ルートを持ってきてとか、電灯、放送設備の配置とかも考えます。 ただしくは電気設計事務所なんてのもあるのかな。 しかし、音響が重視されるホールとかになると、より専門的な知識が必要となります。最新の機材とか。より良い音をとか。 それが音響コンサルとかうちだったりが知識を貸したりします。以下音響 とりあえずはそのへんですが、建築にもデザイン事務所と建築構造事務所とか分かれてたり、はたまた設備もできちゃう総合建築事務所なんてのもあるそうです。 このへん詳しくないから間違ってるかも。 で建物の図面を細部までかいていきます。躯体、梁、材質、配線ルート、音響で言うとスピーカの音線、取付図などなど。 それを一つの図面にして施主に渡します。こんなの考えました、て。 おっけーじゃあこの予算でこれ作りましょーてなって、実際に物を作る工事が始まります。 図面を元にものを作っていかなければいけないのですが、 主に建築がかいた部分をコンクリとか鉄骨とかで作ってくのがゼネコン。 設備とか電気とかがかいた、配線工事が主となるのがサブコン。 音響工事は、そういう一般電気と違って電気が通ればいいってわけではなく、同じ電気信号で音を伝えるにしてもノイズや音質が大事なうえ、ユーザーがいるからより細かい作業が必要となります。 それがうちであったり。 しかしうちらは実際に工事はしません。 うちらよりも工事を専門とする職人さんが世の中にはいます。 職人さんは鉄を加工して必要な金具を作ったり、重いスピーカを天井に取り付けたり、配線処理を綺麗にしたり、危険なところで作業したり、すごい人たちです。 その人たちが工期内で仕事がスムーズに出来るよう、他の工事といろいろ調整するのが現場代理人とか主任技術者とか。それがうちです。 頭と手の関係です。 工事は建築の基礎が最初に出来なければ他の工事はなにもできません。 しかし途中に、電気の配管をコンクリに埋めときたいから、といって電気工事が絡んできたりします。 そうやって、各方面の工事が段取りを調整しあいながら工事を進めていきます。 まあざっくりとこんな感じで何億というお金がいろんな人間を経由して建物に変わっていくのです。 道路のアスファルトだって世界中至る所に当たり前に敷きつめられてますが、誰かが作業して作ったものなのです。 すごいね社会。 まだまだ分からないことだらけなのでところどころ間違ってるかもしれませんがね。 うん、何を書くつもりかわかんなくなったけど、いろんな人がいて仕事ができるってことだねきっと。 ためになったねえーためになったよおー
2009.07.05 Sunday cm3
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